ジャンル : 演歌・純邦楽・落語 > 純邦楽・民謡
鈴木正夫といえば昭和前半に国民的民謡歌手と言われた大物だが、この「龍馬おどり」は、二代目を継いだ子息の歌。「七福神」の音頭向けアレンジ曲「音頭「七福神」」(藤みち子/富田房枝)とともに、2010年全国総踊りの音頭もので、父親譲りの見事なノドを聴かせる。
全国43の地区にのぼる会員を持つ“コロムビア吟詠音楽会”の南関東ブロック、千葉地区の会員による吟詠を収録したCD。平均年齢が若い地区であり、活気に満ちた吟詠の数々を聴かせる。
戦争の傷跡が癒え始めた昭和30年代以降に広まった、浪曲と歌謡曲が融合した“歌謡演歌”。その代表ともいえる京山幸枝若と村田英雄の歌謡演歌を収めたシリーズ。本作には京山幸枝若の「河内十人斬 (上)」を収録。
戦争の傷跡が癒え始めた昭和30年代以降に広まった、浪曲と歌謡曲が融合した“歌謡演歌”。その代表ともいえる京山幸枝若と村田英雄の歌謡演歌を収めたシリーズ。本作には京山幸枝若の「河内十人斬 (下)」を収録。
2008年に他界した桃山晴衣が興した今様浄瑠璃の代表作のひとつ。彼女自らが作詞作曲から唄、語り、三味線までをこなし、源氏一族が衰退する平安末期に悲運の最期を遂げた若き夜叉姫を中心とする物語を丹念に描く。東京・六本木のオリベホールにおける公演(2002年)を収録。
2008年に亡くなった桃山晴衣の79年10月発表作の復刻。宮薗流の四世宮薗千寿(人間国宝)の唯一人の内弟子として修行した彼女が三味線を弾き、現代人が理解できる日本語で歌う時、その軽さは繊細でとても美しい響きとなる。「虚空の舟唄」では坂本龍一がシンセで参加している。
50年代以降、薬師寺を詣でる修学旅行生への親しみやすい法話で人気を博した僧侶、高田好胤の東京・三越百貨店での法話の数々を収録したCD。仏の教えの真髄を分かりやすく伝えている。
発売元
日本コロムビア株式会社岳心流の宗家、二代目土田岳心による名唱集で、李白や大伴家持、柿本人麻呂などの漢詩や和歌におごそかな節をつけて詠吟している。大半の作品は尺八と筝による伴奏で吟じられるが、島崎藤村の表題作にはオーケストラを配しているので、古今の融合という趣がある。
注目の女性民謡歌手、加賀山紋(あや)のセカンド・アルバムは北陸3県の民謡が全10曲。金沢市出身で父親が民謡歌手というだけあって、彼女の身体にしみ込んだ原風景が唄声から伝わってくる。長唄三味線や鼓も学ぶなど、旧来の民謡の枠を超えた活動ぶりは、次になにをしてくれるか楽しみな存在だ。
宗教家であり尺八の演奏家でもある海童道祖の演奏を収録した1974年の作品をCD化。門人には武満徹の代表曲『ノヴェンバー・ステップス』の尺八奏者も要し、前衛音楽界にも大きな影響を与えた海童道祖の研ぎ澄まされた音世界が広がる。
2005年にリリースされた『日本民謡まるかじり100』の続編で、全国の有名な民謡を100曲収録した2枚組。ひと口に民謡といっても作風はさまざま。聴くごとに新たな発見があるはず。