ジャンル : 演歌・純邦楽・落語 > 落語・演芸
朝日名人会ライヴシリーズ23::金原亭馬生2 - そば清|庖丁朝日名人会ライヴシリーズ23::金原亭馬生2 - そば清|庖丁
(1)は先代もよくかけていた噺だが、ウドンやキシメン、トロロそばの食べ分け、善光寺のそば食い大会など各所に工夫がみられる。(2)は六代目三遊亭圓生の十八番ネタに挑戦の勇気を評価。年増女の色気にもう少し味わいが出てくれば……というところで次回の「庖丁」に期待。
へばだば -帰ってきた13日の金曜日ーへばだば -帰ってきた13日の金曜日ー
津軽の詩人、伊奈かっぺいが2000年に一旦凍結した13金ライヴを、3年ぶりに復活。切れ味鋭いギャグ・トークと、胸に染み入る詩の朗読、1人芝居や新曲披露と、怒濤のステージを収録。
じゅげむじゅげむ
子供に落語を聴かせるのは日本人(大人)の義務ですからこのCDぐらいは一家に一枚常備したい。さすが花緑は活きがいい手際がいいリズムがいいからおもしろい。流行りの「寿限無」と入口に持ってこいの二席も入ってわかりやすくて楽しい作りです。
桂文治3 朝日名人会ライヴシリーズ20 [蛙茶番]・[御血脈]桂文治3 朝日名人会ライヴシリーズ20 [蛙茶番]・[御血脈]
町内の旦那衆の素人芝居で「仮名手本忠臣蔵」を演ることになり、建具屋の半ちゃんがその気になってしまう「蛙茶番」。文治は噺の関連する事柄をギャグやくすぐりをちりばめつつ解説する。「御血脈」でも、歌舞伎に造詣の深い文治らしい噺になっている。
桂文珍12 朝日名人会ライヴシリーズ21 [高津の富]・[天狗裁き]桂文珍12 朝日名人会ライヴシリーズ21 [高津の富]・[天狗裁き]
「夢」を主題に据えた二題を語る。富くじものの(1)はまあ普通だが、うたた寝をして見た(はずだが一切記憶していない)夢の内容をめぐって騒動が広がっていく(2)に、不条理劇に近い味わいが。桂米朝師匠が語り直した古典に、文珍がさらに手を加えたものだそうだ。
五街道雲助1 朝日名人会ライヴシリーズ19 [淀五郎]・[名人長二ー仏壇叩き]五街道雲助1 朝日名人会ライヴシリーズ19 [淀五郎]・[名人長二ー仏壇叩き]
長篇人情噺の貴重な担い手による佳品ふたつ。わかりやすくておもしろいのはていねいな語りの工夫が身についているからだとわかる。場の空気を弛めない間の保ち方が見事で息遣いもきちんとしている。江戸と明治が“時つづき”であることを感じさせる。