ユッカ・ティエンスー:作品集
ティエンスー作品集〜ヴィエ、ミサ、偽りの記憶
ユッカ・ティエンスーは現代フィンランドの最も魅惑的な作曲家の一人です。同国ではラウタヴァーラ、サーリアホ、リンドベルイらと並ぶ人気を誇り、新作はことごとく絶賛される人です。
このアルバムには彼の最近の3つの作品が収録されています。メインの『ミサ』は名クラリネット奏者カリ・クリックのために書かれたクラリネットと管弦楽のためのミサ曲です。2007年の初演の時はタンペレ・フィルハーモニーとスコティッシュ室内管弦楽団がジョイント出演し、クリックがソロを担当しました。深い瞑想と現代的な楽想、そしてどこか諧謔的な味付けもあるこの曲は、歌声がなくとも、人々の祈りの心を存分に表現しています。他の2曲も、難解な響きのなかに、ふと見えてくる親しげなメロディが印象的。(NAXOS)
【収録情報】
ティエンスー:
・ヴィエ (2007)
・ミサ (2007)
・偽りの記憶I-III (2008)
カリ・クリック(クラリネット)
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団
ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)
録音時期:2009年、2010年
録音方式:デジタル
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