大聖堂/追憶のショーロ バリオス名曲集1
バリオスを聴くときはいつも心が揺さぶられる。でも、この音色は何だろう。強靱なアタックの中に哀感があって、倍音がすごい。楽器は64年のイグナシオ・フレタだという。この演奏には曖昧な音が一つもない。鈴木大介のテクニックは圧巻だ。名器の響きを完璧に引き出している。
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CHEEK TO CHEEKCHEEK TO CHEEK
こんなに若い世代の人がフレッド・アステアを知ってて、彼のミュージカルの曲で1枚のアルバムを作ろうと考えるとは意外。アステアは非常に洗練されたダンサーだったけれど、鈴木のギターで聴くその音楽は洗練の極み。地味な仕上がりだが、美しい。 1998/12/10 発売