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このサイケデリックな中ののんびり感は、フォーク・サイドのくるりと共通するものがある。一風変わったコーラスに耳を奪われたかと思えば、何段もの奥行きを持ったリズムトラックに体を揺らしてみたり。このセカンド・アルバムの楽しみ方は実に多彩だ。 2002/10/23 発売
3枚目。歌詞は時間軸がねじれたような奇妙な風景を描き、サウンド面ではハープやホーン・セクションを導入してアプローチの幅が広がった。ファンタスティックなトリップ・ミュージックというべき独自の音世界を確立し、以前よりも飛躍的に進歩した最高傑作。★ 2004/02/18 発売
[1]は新曲の「タワー」を収録、[2]は村上隆やしりあがり寿ら10人のキセル・フリークの選曲によるベスト盤という構成の2枚組。YUKIに提供した「砂漠に咲いた花」のセルフ・カヴァーなど、いつもの強烈なキセル・ワールドが少し外に開かれているさまが面白い。 2005/03/02 発売
古いレコードを聴いているようなギターの歪み、独特のテンポ感、いつの間にか耳になじむヴォーカル。もともと村上龍“Little Boy”展のために制作されたという(2)(3)も含め、まったりしているようで、実は心地よくはまってしまう音のワナがいっぱいだ。★ 2005/05/21 発売
全体的に、まったりした世界。シンプルなサウンドに朴訥なヴォーカル、キラキラとはじけた世界でもなければ、さわやかに澄みわたったような世界でもなく、まどろみの中にいるような空気感。それこそがトリップ感覚なのかもしれない。 2005/05/21 発売
兄弟ユニットという親密さと自由さを活かし、アコースティックから打ち込みまで、フォーキーからストレンジ・ポップまで何でもあり。京都が生んだ奇才兄弟の5枚目のアルバムは、ノスタルジックなメロディとあたたかい歌が胸に沁みる秀作。まさにマジカルなひととき。 2008/01/23 発売