りゅうりぇんれんの物語
詩人・茂木のり子の長編詩劇『りゅうりぇんれんの物語』を沢知恵のピアノの弾き語りと朗読で綴る70分あまりの意欲作。詩は戦時中、日本軍に強制連行された中国人農夫の実話。ライヴ収録。水を打ったような静寂の中で語られる悲劇が臨場感をもって迫ってくる。
関連音楽
ジョージ・デュークのプロデュースでデビューを飾ったオリジナリティある歌声が魅力のシンガー・ソングライターの最新作。これが7作目(かな?)となる今作にはニーナ・シモンのカヴァーも収録。 2000/08/19 発売
単なるカヴァー集に終わらない驚きの連続でファンを楽しませたピアノ弾き語りカヴァー集の第2弾。“寅さん”からブルーハーツ、ソウルフラワー・ユニオンまで、振り幅の広い選曲も魅力的。 2000/08/19 発売
94年から95年にかけて東京吉祥寺のライヴ・ハウス“マンダラ2”で実験的に行なわれたライヴの復刻盤。これぞライヴ・アーティストの原点といえる1枚だ。幻のデビュー・シングルも収録。 2000/09/21 発売
日本人として初めて韓国政府の許可を得た、ソウルでの沢知恵のピアノ弾き語りを収録したライヴ盤。熱狂の渦に包まれた会場の臨場感が熱く伝わってくる、歴史的にも大きな意味を持つ1枚だ。 2000/10/21 発売
ブームを巻き起こしている童謡詩人の詩を、ピアノの弾き語りで聴かせてくれるアルバム。メロディの美しさを堪能できると同時に、日本語ならではの言葉の素晴らしさを改めて実感することができる。 2001/03/17 発売
その歌唱力と表現力で、ジャンルを超えて幅広く活動する沢のライフ・ワークともいえる本作では、日本の童謡・唱歌を歌う。老若男女誰でも口ずさめる日本の心のうた全13曲を収録。 2001/05/19 発売
戦後初めて政府の許可を得て、韓国に流れた日本語の歌である沢知恵の代表曲が再びリリース。美空ひばりの隠れた名曲「一本の鉛筆」も合わせ、心洗われる気分になれる、素晴らしい1枚。 2001/07/20 発売
ライヴで聴いたら数段パワフルで、もっと説得力を感じてしまうだろうと想像させる沢知恵。ピアノの弾き語りで歌われるバラード曲「小さな恋のうた」をはじめとする歌が、表情豊かなヴォーカルにより輝いていく。いつもながら歌の意図が直接伝わる歌唱だ。 2002/09/21 発売
ライヴの人、沢知恵の魅力を伝える97〜2002年に行なわれたライヴから選曲した2枚組。ピアノの弾き語りによる彼女の歌がもつ躍動するビート感は迫力だ。歌われる朝鮮民謡から金子みすヾ、モンゴル800、ビートルズ……それらが彼女の歌になっているのだ。 2002/10/19 発売
歌に対して常に前向きに取り組んでいるヴォーカリスト、沢知恵の『いいうたいろいろ』シリーズ第4弾。前半は有名なクリスマス・キャロル、後半は黒人霊歌を中心としたゴスペルという構成。心に染み入る1枚。 2002/11/21 発売
谷川俊太郎・武満徹作の反戦歌の名作(1)が2003年に甦った。“戦争”が単なる言葉として日常に埋没しているなか、メッセージとしての“唄”がどのようにその心を伝播していくかを沢知恵の唄声は問いかけている。内向きの小市民的メッセージが氾濫する日本の現状に辛味を一滴。 2003/07/23 発売
ピアノ弾き語りシリーズの第5弾はボブ・ディラン、ジョン・レノン、キャロル・キングなど洋楽カヴァー集。シンプルな構成で唄われることで、それぞれの曲に新たな発見があったりして面白い。単なるカヴァーに終わらせず、彼女の色がよく出ている。 2004/09/22 発売
代表曲「The Line」を含む97年発表アルバムの復刻。1曲目のボサ・ノヴァ調の「夏が来たら」で、矢野顕子ばりのヴォーカルといった印象を受け、2曲目、3曲目で叩き込むようなヴォーカル・フレーズに引き込まれる。ライヴではこれらの歌がさらに輝く。 2005/03/23 発売
ライヴを観たら、その説得力に間違いなく圧倒され、その瞬間にファンになってしまうヴォーカリストが沢知恵だ。彼女が数々のライヴで歌ってきた曲を収録し、それはカヴァー集ともなっているが、自作曲の歌としか思えない深い響きを持った歌となっている。 2005/09/21 発売
2002年の「小さな恋のうた」に続くMONGOL800のカヴァー第2弾「あなたに」。バラードだが、沢のパワフルな歌唱にはゴスペルに通低するエネルギーとビートがある。ぐいぐい牽引する彼女の歌に引き込まれ、巻き込まれてしまい、歌の魔力を実感することになる。 2008/02/20 発売
「男はつらいよ」「卒業」など6曲の未発表テイクを収録したカヴァー曲によるベスト・アルバム。ライヴでの彼女に魅了されてファンになった方が多いように、ライヴ・ヴァージョンでの歌の説得力はさすが。歌のまったく違う顔を見せてくれる歌唱を展開。 2008/08/20 発売
日本人の父と韓国人の母を持つ71年生まれのシンガーの、91年から2008年までの活動をまとめたベスト・アルバムが2枚同時にリリースされた。これはその一枚で、彼女のソングライターとしての面を堪能できる。綺麗事でない独創的な歌詞が印象に残る。 2008/08/20 発売
下北沢ラカーニャでのライヴを収録した沢知恵のアルバム。自作曲に拘ることなくピョンピョンとカヴァー曲を歌っていく。ライヴこそ、彼女の歌を聴いたと思わせるナマの迫力を感じさせつつ、焼肉の料理法を歌う「焼肉のうた」では笑わせ、意外と思わせる「赤いスイートピー」や「むすんでひらいて」「しあわせなら手をたたこう」などが彼女らしいと思わせる。 2010/03/03 発売
活動拠点である下北沢はラカーニャにおけるライヴ盤シリーズの“夏”盤。自由な解釈で歌いまくるカヴァー・ソングが痛快。特に「乾杯」と「川の流れのように」は素晴らしい。もちろん、オリジナルもよい。タイプはまったく違うが、矢野顕子と同じように彼女も音楽とピアノに選ばれた人なのだ。 2010/06/16 発売
東京・下北沢ラカーニャでのライヴから、春夏秋冬四枚シリーズ・アルバムの第3弾。ア・カペラによる賛美歌から始まり、ピアノの弾き語りによる「サウンド・オヴ・ミュージック」のメドレー、「ガラスの林檎」の韓国語カヴァー・ヴァージョンなど多彩な楽曲を通して、歌の素晴らしさを伝えてくれる。★ 2010/08/18 発売