ヴィクティム・オブ・ザ・ブルース
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マザー・アースのヴォーカリストのソロ作(74年作品)。ゴスペルやブルースを基調とした深くて力強い歌は、実に味わいがあって素晴らしく、一度聴いたらクセになりそう。エリック・カズの(2)、ビル・ウィザースの(7)などのカヴァーも出色の出来だ。★ 2000/02/23 発売
伝説のグループ、マザー・アースのリード・ヴォーカリストとして ベイ・エリアのシーンで活躍したブルージーな魅力あふれる女性ヴォーカリスト、トレイシー・ネルソンのソロ・アルバム。 1974年作品 英国の信頼厚い音楽誌MOJOで「埋もれていた宝物」として紹介され、 エリック・カズやビル・ウィザーズの名曲のカヴァーをはじめとする全10曲を 、繊細かつ力強い魅力的なヴォーカルで綴った、「名盤」と呼ばれるにふさわしい佳作。 プロデュース: ボブ・ジョンソン 参加ミュージシャン: レジー・ヤング、マック・ゲイデン、ロン・コーネリアス(ギター)レオン・ペンダーヴィス 、ボビー・エモンズ、ボビー・ウッズ(キーボード)トミー・コグビル(ベース)ケニー・マローン(ドラムス) アラン・トゥーサン(ホーン・アレンジ)リンダ・ロンシュタット、 ウィリー・ネルソン、メリー・クレイトンほか(バック・ヴォーカル) *トレイシー・ネルソンは、まずサンフランシスコをベースとしたマザー・アースに在籍した。 マザー・アースとしては7枚のアルバムを発表後、彼女はナッシュヴィルに移り、 アトランティックからこのアルバムを発表したが、残念ながら広く一般にまで紹介されることはなかった。 トレイシー本人は、本アルバムを振り返り、「素晴らしい出来だけど、これも誰にも買ってもらえなかった1枚ね」と表している。 その後1980年までの間に、MCA、フライング・フィッシュなどのレーベルで優れた作品を発表していたが、それ以降93年までは、所属レーベルがなかった。 最近ラウンダーから久しぶりのアルバム「SING IT!」をリリースし、 1999年グラミー賞の最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバムにノミネートされるという快挙を果たしている。 最新作は2013年発表のアルバム『ヴィクティム・オブ・ザ・ブルース』。 *10曲目はウィリー・ネルソンとのデュエットで、リンダ・ロンシュタットがハーモニーをつけているが、この曲は、74年のグラミー賞カントリー部門にノミネートされた。 <収録内容> 1.スロウ・フォール 02.ラヴ・ハズ・ノー・プライド(愛は惜しみなく) 03.ホールド・アン・オールド・フレンズ・ハンド 04.ロック・ミー・イン・ユア・クレイドル 05.ラフ&トレイン 06.アフター・ザ・ファイアー・イズ・ゴーン 07.リーン・オン・ミー 08.アイ・ウィッシュ・サムワン・ウッド・ケアー 09.レイ・ミー・ダウン・イージー 10.ダウン・ソー・ロウ 2015/02/11 発売