ベストクラシック100 28::ブラームス:4つのバラード/2つのラプソディ/間奏曲集
「間奏曲集」は、グールドの録音の中でも名盤として評価の高いもの。「バラード集」と「2つのラプソディ」は、彼の最後の録音となった。グールドにとっては珍しいロマン派の作品集。
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ブラームス:間奏曲集/4つのバラードより/2つのラプソディブラームス:間奏曲集/4つのバラードより/2つのラプソディ
芸術家人生の大半を、ひとりスタジオで生きたグールドが遺した膨大な量の録音は、時間の経過とまったく無縁のように、常に新鮮な感動を聴くものに与えてくれます。グールドというとバッハが有名ですが、1960年に録音したブラームス晩年の作品から間奏曲ばかりを集めたグールドの隠れた名盤です。郷愁と渋いロマンに満ちたブラームス晩年の枯淡の境地をグールドが慈しむように演奏しています。カップリングには、グールド最後の録音となったの82年録音のブラームス「バラード集」と「2つのラプソディ」から抜粋、瑞々しい詩情に満ちあふれた佳作です。 2008/11/19 発売