バッハ:無伴奏チェロ組曲?インスパイアド・バイ・バッハ
チェリストにとってバイブルといわれるバッハの無伴奏チェロ組曲。ヨーヨー・マは82年に一度この大曲の録音に挑んでいますが、これは彼にとっての2回目の無伴奏録音となる97年発表作品です。90年代後半はヨーヨー・マが積極的にクラシックという枠をこえてさまざまな分野のアーティストたちとコラボレーションを行っていた時期にあたります。このアルバムも6曲を、坂東玉三郎をはじめとする異なるジャンルの第一線で活躍中のアーティストたち=(舞踊、映像、アイスダンス、建築)と共演。互いに刺激を与え合った結果、演奏もずいぶん以前に比べて変わったといいます(その模様が映像と一緒に発売され話題となりました。現在はDVD「ヨーヨー・マ インスパイアド・バイ・ バッハ」として発売中です。[SIBC-64,65,66])。
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全曲録音中の3曲。全く独自の強弱や呼吸をもった、すばらしく美しいバッハだ。特に3番はとびきりの名演といって良い。単に巧いというだけでなく(それにしても巧い!)音色が美しく、しかも奔放。かなり自由なフレージングだが強烈な説得力がある。 1996/10/21 発売
最高の音で楽しむために! 2012/12/05 発売
若き日のヨーヨーが鮮やかに奏でる無伴奏第1回目録音、初SA-CD化! 日本独自企画★2023年最新リマスター/SA-CDハイブリッドディスク 現代最高のチェリスト、ヨーヨー・マはチェリストにとっての旧約聖書と言われるバッハ:無伴奏を3回録音している。 本作はヨーヨー・マが20代半ばで録音した第1回目の録音であり、1983年の初発売から40周年を記念したアニバーサリー企画。 日本独自企画として、オリジナルマスターより新規DSDリマスターを行い、ハイブリッドディスクでリリースする。 プロデューサーのリチャード・アインホーンによる新規ライナーノーツも掲載。 リチャード・アインホーンはグールドのゴールドベルク変奏曲(1981)も手掛けている。 ヨーヨーは音楽家だった父の手ほどきで4歳のときから毎日2小節ずつ練習し、今も毎朝演奏するほど大事な曲だとかつてインタビューで語 っていた。そしてこの第1回目の録音がヨーヨーに初のグラミー賞をもたらしている。 2023/10/18 発売