セルゲイ・エデルマン・ニューヨーク・セッションズ〜幻のRCAソロ・レコーディング
2009年になってオクタヴィア・レコードからリリースされたバッハ・アルバムで“奇跡の復活”を遂げた彼。以後、たて続けに録音をリリースして時の人となった。復活というからには過去があるわけで、85年から数年の間にRCAから5枚のソロ・アルバムが発売されていたという。それらを、カップリングを変えて収めた4枚組がこれ。もちろん復活後のような円熟味はないけれど、若者らしいストレートなアプローチと素直な表現が好印象。特にロマン派の作品で、その魅力と真価が発揮されている。復活後と重なる作品が結構あるので、聴き比べも。