汽車が田舎を通るそのとき
高田渡の単独初アルバム、リマスター再発!
【URCレコード・オリジナルアルバム復刻企画第三弾】
日本のインディ・レーベルの先駆けとして1969年に産声をあげ、70年代末に活動を終了したURC(アングラ・レコード・クラブ)。
高田渡、遠藤賢司、五つの赤い風船、加川良、はっぴいえんど、岡林信康、その他多くの先鋭的な才能が集ったURCは日本のフォーク/ロックの祖と言える存在。
その発売権が2023年ソニーミュージックに移り、6月よりスタートしたURC名盤群のCD再発シリーズ第三弾。
『汽車が田舎を通るそのとき』は1969年、当時20歳の高田渡が五つの赤い風船とのスプリットアルバムの直後にリリースした初の単独アルバム。
自作曲を中心にしたギター弾き語りだが、スタジオに招いた若い女性と会話しながらラジオ番組風に進めていくという特異な構成。
2023年最新リマスター/高品質Blu-spec CD2仕様。
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シチューのCMソング、(6)の懐かしくひなびた歌声に涙した人も少なくないと聞く。なんと10年ぶりの新譜。(7)は打ち込みモノだ。しかし、このオッサンは時空を超えて、昔と変わらず。そして、この人は秀れた現代詩の発掘者でもある。(4)や(8)など良作多し。 1993/05/25 発売
哀しいまでのオカシ味が漂う高田渡の唄には、理由なく感激するひとたちがいる。'71年という時代に同時代人として生きていた、と実感させるのがこのアルバム。はっぴいえんど、加川良、遠藤賢司らが参加している。 2000/02/04 発売
シンプルなサウンドをベースとしながらも、いつも心に突き刺さるようなメッセージを送り続けている。ベルウッドにおけるセカンド・アルバムであるこの作品も優しい毒にあふれた名作だ。 2000/07/26 発売
高田渡の“毒”は一作ごとにますます強くなっていく。しかし、その一方で音創りの幅も次第に広げていく。『ものもらい』など戦前のジャズ・ソングを思わせる作品が多いことも本アルバムの特徴。 2000/07/26 発売
76年発表の高田渡にとって異色の米国西海岸録音作品。細野晴臣や山岸潤史、フレット・タケット、ヴァン・ダイク・パークスら参加ミュージシャンが豪華。当時は仲間内セッションといった感じで、永山則夫の詩を歌うなど70年代の空気が横溢した作りである。 2003/01/22 発売
高田の歌を聴くといつもほっとさせられる。それはほのぼのとした彼の個性によるものだろう。平井堅の大ヒット(1)では、高田がカントリー風のアレンジと子供たちのコーラスを巧みに重ね合わせる。テックス・メックスの響きもあるサウンドは実に屈託がない。 2003/01/22 発売