VOLUME ELEVEN 2005年5
元サンハウスの菊(柴山俊之)と元ルースターズの花田裕之のアコースティック・デュオ、菊花賞のライヴ・アーカイブシリーズのVol.11〜14(Vol.25までリリース予定)。それぞれ2005年の5月から8月にかけての大阪、広島、下北沢、新宿でのライヴを収録。例外的に騒音寺と共演したバンドセットなどもあるが、基本はヴォーカルとギターだけときわめてシンプル。レパートリーはサンハウス時代の楽曲から洋楽カヴァー、懐かしの歌謡曲と幅広い。特に「ミネソタの卵売り」や「朝まで待てない」「恋の山手線」など、実際にリアルタイムで聴いていたと思われる歌謡曲カヴァーが楽しい(Vol.14は歌謡曲特集)。サンハウス時代のヒット曲も、加齢ユニットならではの滋味を感じる。武骨なヴォーカルと飾り気のないギターが織り成す豊穣な世界。軽量級ユニットゆえの気楽さも大きいと思う。
関連音楽
VOLUME NINETEEN 2006VOLUME NINETEEN 2006
柴山俊之(サンハウスなど)、花田裕之(ルースターズ)によるアコースティック・デュオ“菊花賞”によるライヴ・アルバム・シリーズ(3作)。2006年1月13日(大阪ROCK RIDER)、5月19日(佐賀RAG・G)、5月20日(福岡Soul Bird)でのライヴを、MC、アンコールを含めて完全収録、生々しい臨場感がたっぷりと堪能できる。「キングスネークブルース」「あの娘に首ったけ」といった“めんたいロック”の代表曲のほか、「時の過ゆくままに」(沢田研二)、「二人でお酒を」(梓みちよ)など、昭和歌謡のカヴァー曲も。 2009/10/20 発売