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夜のストレンジャーズが待望の4年振りとなる11枚目のフルアルバムをリリースする。
1998年に結成され、以来四半世紀に渡りロックンロールを続けてきた夜のストレンジャーズ、通称・夜スト。
日本のロックンロールシーン至宝の年輪と燃え滾る衝動が奇跡的に融合した、誰にも真似できないアルバムが完成した。
 近年オーバーダビング一切なしのリアリティーを重視したアルバムが続いていたが、今作は心機一転。
オーバーダビングに加え、アコースティックギターやパーカッション、
初期作品以来のMABO(柳家睦&THE RATBONES、ex.MABO&THE 88’s)がピアノ・オルガンで参加!

オルガンが響き力強いM-1「平日」から幕を開ける今作は全13曲収録され、
入魂という言葉が実に相応しい内容に仕上がっている。M-2「平民」は夜ストならではの
故デュアン・エディが乗り移ったかの如きロカビリーテイストのギターと疾走するサウンドに乗せて
魂のメッセージが炸裂しており、2024年という時代に間違いなく必要とされている楽曲。
M-3「フリーソウル」ではドラマー・テツオがボンゴを披露。魂の叫びが炸裂する。M-4「魂列車」は
夜スト得意のロードムービー風ナンバー。リスナーを決して平坦ではないがかすかな希望を灯す
何処か遠い町へ旅に連れていってくれる。M-5「踊ろよBaby」はホンキートンクなピアノが心地よい。
M-7「ファミリアに乗って」はダブ調の刹那的な楽曲。タイトル曲M-8「新世界」は切なくも力強く、
渾身という言葉が実に相応しい楽曲。M-10「オーボーイズ」はロックステディ調のナンバー。
M-13「コナン」では総勢25名による大合唱でアルバムを締めくくる。兎に角全曲素晴らしい。
今作の充実振りに御託を並べるのはあまりにも陳腐である。
全13曲、サウンド面でも過去最高の出来になっているのは間違いない。心して聴くべし。

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