ロロサエ・モナムール
“ロロサエ”とは、東ティモールのテトン語で“日が昇る”という意味。このタイトルからもそれとなくわかるように、彼らは世界の紛争に心を痛め、ラブ&ピースのメッセージを込めた作品を発表し続けてきた。今作もそれは熱く伝わってくる。
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まずまだ2枚しかアルバムを出していないのにいきなりベストってのがいい(笑)。もちろん彼らを知る人々には意外な話でもないのだが、こうしてこれまでの歩みを追確認させてくれるというのは何より。東に渋さあり、西に魂花連あり。日本のシーンは安泰だ。★ 1996/06/01 発売
中川敬作詞作曲による「エエジャナイカ」で幕開けするあたり、神戸被災地を巡った“モノノケ・サミット”体験に触発されたものか。“モノノケ”以降参加している大熊亘のクラリネットも効いている。気力あふれるアルバムだが、女声のお囃子は整理が必要かも。 1996/10/21 発売
2年ぶりの新作も相変わらずのパワーでグイグイ迫ってくる。重く、深く、暗いテーマを歌っても、それを跳ね返す骨太な精神が健在であるところに、末世とはいえ一筋の光明を見る思いがする。明るくラジカルなアナーキーさが何ともいえず素敵なのだ。 1999/02/20 発売
ニューエスト、メスカリン、ソウルフラワーを通して、初のライヴ・アルバム。アイリッシュ・トラッドや民謡をはじめとする、彼ら独自の色とりどりなサウンド・アプローチが楽しめる。 1999/12/08 発売
スタジオ録音の新曲1曲にライヴ録音9曲をカップリングした特盛シングル(?)。昔からのファンにはライヴ録音曲に久々にニューエスト・モデル時代の曲が含まれているのがうれしいところか? (1)はエモーショナルな歌いぶりが美しい傑作プロテスト・ソング。★ 2004/09/11 発売
1〜3曲目が新曲。なかでもリクオとブラック・ボトム・ブラス・バンドのメンバーが参加した「ラヴィエベル(人生は素晴らしい!)」は、景気のいいアレンジとあいまって、今後のライヴを盛り上げる一曲になりそう。後半は2006年のライヴからの収録。「ブルー・マンデー・パレード」には「ビール腹に捧げます」という自虐MCも。 2007/06/27 発売
レーベルの枠を超えて制作されたべスト・アルバム。「うたは自由をめざす!」など、彼らのスタンダードともいえる作品のほか、登川誠仁との共作「緑の沖縄」や新録の「永遠の語らい」も収録。 2007/07/26 発売
ソウル・フラワー・ユニオンがキューン・ソニーに在籍した93年から99年の間に発表したシングル、マキシ・シングル、ミニ・アルバムの音源を時系列に収録した2枚組。未発表曲やデモ・ヴァージョンなど6曲のボーナス・トラックも追加収録されている。 2008/03/19 発売
7曲入りの、贅沢なマキシ・シングル・シリーズの第3弾。近年最もソウルフルな日本の歌の「海へゆく」やリクオの作品を取り上げた「アイノウタ」に、既発表曲のライヴ録音4曲などを加えた内容で、中川敬を筆頭に、グループの枠に収まらない、スケールの大きさに圧倒される。 2008/06/18 発売
リリースが多いので間が空いた感じはしないが、アルバムとしては3年ぶり。トラッドからラテンまで、あらゆるジャンルを雑食に取り入れ、すべて自分たちのカラーに変換してしまう高度な音楽性。そして徹底した人間讃歌と言えそうな祝祭性。素晴らしい。★ 2008/09/17 発売
10年ぶりのライヴ・アルバム。ソウルフラワーとしての活動も十余年。メンバーも中川敬と奥野真哉以外は入れ替わりもあったが、基本は何も変わらない。あらゆるジャンルを取り込んだ祝祭的なサウンドに乗って歌われるのは、つまるところ生きる喜び。救いとなるのは、こういう音楽なのだ。★ 2009/10/07 発売