バッハ:トリオ・ソナタ集
バッハの次男カール・フィリップ・エマヌエルは、バロックから古典派への過渡期、いわゆる“多感様式”を代表する作曲家。ロンドン・バロックによる彼のトリオ・ソナタは、特有のギャラントな表情を過度にならずに表現する、精緻なアンサンブルで聴かせる。
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大バッハの長男として生まれながら、兄弟中最も不幸な人生を送ったヴィルヘルム・フリーデマンは、たとえばこのチェンバロ協奏曲集を聴いただけでも天才的資質を備えていたことがわかる。彼がもっと強い精神力を持っていたら……と惜しまれてならない。 1997/04/23 発売
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大バッハの下から2番目の息子ヨハン・クリストフ・フリードリッヒの人生(1732〜95)は、そのままバロック期から古典派期への移行時代に重なる。この時代の面白さをもっと広く知ってほしいと思う筆者にとって、このアルバムの発売は嬉しい。 1997/04/23 発売