J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲全集
1台のチェンバロ用の協奏曲をすべて収録している。いずれも編曲だが、ソロ楽器としてのチェンバロの魅力を十分に生かしたものになっている。マンゼ率いるAAMの闊達自在な演奏もさることながら、エガーの弾くチェンバロの表情の豊かさにも注目したい。★
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大バッハの長男として生まれながら、兄弟中最も不幸な人生を送ったヴィルヘルム・フリーデマンは、たとえばこのチェンバロ協奏曲集を聴いただけでも天才的資質を備えていたことがわかる。彼がもっと強い精神力を持っていたら……と惜しまれてならない。 1997/04/23 発売
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バッハの次男カール・フィリップ・エマヌエルは、バロックから古典派への過渡期、いわゆる“多感様式”を代表する作曲家。ロンドン・バロックによる彼のトリオ・ソナタは、特有のギャラントな表情を過度にならずに表現する、精緻なアンサンブルで聴かせる。 1997/04/23 発売