若手奏者には“精一杯頑張ってます”的な演奏が多いが、テイラーは余裕を持ってエンタテイナーに徹している。だからこそ聴き手も、その軽くてしなやかな音楽にゆったりと身を委ねることができるというわけ。選曲&演奏に彼のシックな嗜好を感じさせる。