歌声は楽器のようであり、楽器が歌のようでもある。それらが一体となって微かに空気を振動し、やがて大きな起伏となっていく。そして、聴き手を誘い込んでいく。トゥーツ・シールマンスのハーモニカなんかがそこに絡むと、いやはや、何とも言えない。