テクニックも繊細な感性も、豊かな詩情も十分。それらを武器に、作品にまっすぐに切り込んでいった結果、こんなにも爽快な練習曲集の演奏が生まれた。クールだが冷たくはなく、叙情的だが湿っぽくはない。ルガンスキー、やはりただ者ではなかったようだ。 2002/07/24 発売