エラートで出た3枚はいずれもソロだったが、今回は協奏曲。若々しく輝かしく、流麗でしなやか、指を鍵盤上で動かすのが楽しくてしょうがないといった風情である。けれども、決して浮つかない。伴奏もきっちりと引き締まった、清新な響きが心地よい。 2003/04/23 発売