アレサ・フランクリン・アンド・キング・カーティス・ライヴ・アット・フィルモア・ウェスト〜完全盤
クィーン・オブ・ソウル〜アレサ・フランクリンの絶頂期をとらえた名盤『アレサ・ライヴ・アット・フィルモア・ウェスト』(1971)が
完全版4枚組となって、3日間の演奏すべてを収録し一般市販商品として再登場。(2005年米国、2010年日本で通販専門商品として発売)
●《収録》1971年3月5、6、7日 米国カリフォルニア州サン・フランシスコ フィルモア・ウェスト
●《演奏》 キング・カーティス(サックス)とキング・ピンズ、ビリー・プレストン(オルガン)、
スィートハーツ・オブ・ソウル(コーラス)、レイ・チャールズ(スペシャル・ゲスト、ヴォーカル・オルガン)
●ライノによるニュー・ミキシング/リマスタリング
●プロデュース:ジェリー・ウェクスラー、アリフ・マーディン
★名盤『アレサ・ライヴ・アット・フィルモア・ウェスト』
1967年アレサはコロンビアからアトランティックに移籍、ジェリー・ウェクスラーの的確なプロデュースにより彼女の天賦の才能が花開き
一躍ソウル界の寵児となった。ウェクスラーは彼女を真のトップ女性シンガーに育てるべく、当時最も急進的であった都市、
サン・フランシスコにアレサを連れ出した。ウェクスラーはそのロケーションにあえてグレイトフル・デッド、
ジェファーソン・エアプレインらが根城にしていたロックの聖地「フィルモア・ウェスト」を選んだ。
1971年3月5日から3夜連続で公演は行われた。ほとんどの観客は白人ではあったが、アレサはキング・カーティス、ビリー・プレストン、
コーネル・デュプリーらを従えノリノリのステージを披露、満杯の客をとりこにした。この模様は当初からアルバム・リリースするべく3夜とも録音され、
最終日3月7日客として来ていたレイ・チャールズの飛び入りパフォーマンスも見事に記録された。まさにアトランティック・ソウルのキングと
クィーンの奇跡のコラボレーションが実現された夜であった。
『アレサ・ライヴ・アット・フィルモア・ウェスト』と称されたアルバムは1971年6月発売されアルバム・チャート7位まで上昇、
アレサにとって5枚目のゴールド・アルバムとなった。以後歴史的名盤として後世に語り継がれている。