チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変
スルタノフは1989年第8回ヴァン・クライバーン・コンクール優勝者。まだ20歳にすぎないが、元気のよい音楽よりも抒情的なものを得意としているのがわかる。チャイコフスキーの第2楽章にショパンをもっとも好む彼の美点がよく表れている。
関連音楽
ショパン名演集ショパン名演集
ロシアには凄いピアニストがまだゾロゾロいる。スルタノフは、そんな期待を抱かせるピアニストだ。89年のクライバーン・コンクールで優勝、今年23歳になる。かなり個性的で大胆なアーティキュレーションを施すショパンだが、中々おもしろい。大器の素質十分。 1996/03/25 発売