ハウリング・ウルフ
アルバム・タイトルが秀逸。沖縄の狼は飄々と、それでいて時にグサリと切り込んでくるように吠えるのだ。照屋林助との対談を曲間に挟みながら進行し、これがまた実に面白い。戦前・戦中・戦後の{沖縄}を生きてきた二人の器量の大きさに引き込まれる。
関連音楽
小学生の頃から三絃の天才的手腕の持主だったという登川誠仁の弾き唄い。あでやかな三絃の音は波頭のきらめきを思わせる美しさ。(8)(16)では太鼓も叩いているが、まんべんなく降り注がれる音の中にいると、まるで太陽の匂いに包まれる心地がする。 1991/07/21 発売
沖縄民謡界の最高位に君臨し、多くのミュージシャンへ影響を与えた登川誠仁の代表ナンバーを収録。プロデュース&デュエットで、ソウル・フラワー・ユニオンの中川敬が参加している。 2001/05/09 発売
沖縄一有名な“おじぃ”の、唄と三線だけの (といえる) あるがままの生録り伝統的沖縄民謡。(9)はラップ聴いてる気分になり、(4)はヴァージョン違いが聴けて興味深く。たとえこの手の音楽に馴染みはなくとも、70歳の歌声は生き生きと力強く、生活・生き方が響いてくるはず。 2002/07/24 発売
現在の沖縄民謡界の最高峰、登川誠仁の丸高レーベル音源がCD化。レコード・デビュー曲をはじめ、初期の瑞々しい演奏や脂の乗った時期の演奏など、若々しい唄と三味線を十二分に堪能できる。 2004/02/18 発売
沖縄民謡の第一人者のベストは、祝75歳盤。沖縄のジミヘンと言われた三線の早弾きが聴ける70年代から、ソウル・フラワー・ユニオンや照屋林助らとの共演、映画『ホテル・ハイビスカス』やCM作品など初CD化「アッチャメー小」を含む全21曲は、とにかくパワフル。 2007/02/14 発売
2004年に知名定男との共演盤があるもソロ作は2002年以来、沖縄民謡の至宝のアルバム。若い共演者を迎え三線、六線、島太鼓を奏で歌うは、御大が次世代に伝えたい沖縄〜八重山の民謡。70代半ば過ぎとは思えぬ力強い歌声で、自作にも御大の伝えたい思いが詰まってる。 2008/01/16 発売
登川誠仁 待望のライブ・アルバム発売決定!! 登川の魅力はライブにあり! 2010年8月29日、東京で行われた熱気あふれるライブを完全収録! 歌とゆんたく(おしゃべり)が目一杯楽しめる、2枚組138分29秒。沖縄音楽ファン必聴のアルバム!! Disc-1 1. 歌の泉 2. 祝い節 3. 固み節 4. 南風原口説 5. 石川かぞえ唄 6. 遊びションガネー 7. 加那ヨー 8. ヤッチャー小〜カイサーレー 9. トゥバラーマ〜誠小の六調節 Disc-2 1. ちんだら節 〜マンガニスッチャ 2. 池間大橋 3. 朝花 4. ナークニー〜ハンタ原 5. ヌンヌクソイソイ 6. あやぐ 7. 伸び行く石川 8. ユンタメドレー(ユンタショーラ〜猫ユンタ〜山原ユンタ〜コイナユンタ〜崎山ユンタ〜新安里屋ユンタ〜安里屋ユンタ) 9. 唐船ドーイ 10. 渡りゾウ〜滝落とし(登川誠仁太鼓乱れ打ち) ※ボーナス・トラック (アルバム内容) 2010年11月に78歳を迎えた登川誠仁のライブアルバム。ネーネーズの東京デビューコンサート、りんけんバンド、嘉手苅林昌、大城美佐子、知名定男など、数々の伝説に残るライブを企画してきたEATS and MEETS Cay(ワコール・アート・センターのB1F)の25周年を 記念して、久しぶりのオール・スタンディングによるライブハウス・コンサートが行われました。当日は満員のオーディエンスを前に、乗りに乗ったコンサートとなり、演奏はもちろんの事、MCも冴え渡りました。 本アルバムはそのコンサートを完全収録した2枚組です。Disc-1冒頭のMCで「40歳も過ぎて、こんなもんですよ」と言って、満場の拍手を誘っていますが、登川誠仁のもう一つの魅力は、滑稽で洒脱なゆんたく(おしゃべり)にあります。 ライブだからこそ楽しめるゆんたくの数々、そして13分24秒に渡る「トゥバラーマ〜誠小の六調節」や15分33秒に渡る「ユンタメドレー」など、ライブならでは白熱のテイクも聴き所です。 さらにボーナストラックとして2009年5月の川崎クラブチッタでのライブから、ダイナミックな太鼓さばきが楽しめる「渡りゾウ〜滝落とし」を収録しました。 歌とゆんたくで登川誠仁の魅力が十二分に楽しめる、充実のアルバム、沖縄音楽ファン必聴の一枚です。 2011/02/23 発売