Love is・・・
愛のストーリーテラーというイメージが強かった沢田知可子だったが、収録曲の「夢人」では、女性らしいメッセージ・ソングを歌い上げている。すべての曲が切なくもポジティヴな明るさが心に響く。音が邪魔をすることなく、歌詞に込められた思いがしみ入る秀作。★
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ディック・リー((3)、(4))や林哲司((5))の楽曲を含む、2年半ぶりの新譜。「共に白髪の生えるまで」というテーマの(1)と(10)が象徴するようにオトナの女性向けのAORとして完成度は高まる一方。半数近いLAセッションものを含め、オケがゴージャスなのです。 1995/04/25 発売
本作で描かれているのはピュアな気持ち。それは恋に揺れる女心、あるいは愛に一途な女心ってやつだったりする。それでいてベタベタしていないのは彼女のキャラクターによるものが大きい? NHK『みんなのうた』の(7)は財津和夫が曲を手がけている。 1996/03/25 発売
どちらかというと、シンガー・ソングライターというより、ヴォーカリストのイメージの方が今までの彼女だったが、今回は全7曲中5曲が自らの作詞・作曲。その5曲はいずれも彼女自身のマインドが反映され、彼女の心の声が聴こえる作品となっている。 1997/05/10 発売
10枚目のアルバムになりますか。もはや、ベテランといえるキャリアになりました。なんとなく幼い声質としっとりとした大人の雰囲気を持つ歌唱が、不安定な魅力をたたえています。特に今回変わったところはありませんが、だからいいのだとも言えます。 1998/02/25 発売
沢田知可子、3年ぶりのニュー・アルバム。大ヒット曲「会いたい」を、千住明を迎えたオーケストラによるアレンジで新録。定評あるバラードなど、温かなメロディは健在だ。 2001/08/18 発売
地道に着実な活動を続けている沢田知可子がその生き方そのものみたいな作品をつくった。“少年時代”をテーマにしても、そこにはこの年代に付きものの露悪的な空気は微塵も感じられず、純粋な、ちょっとテレるけれど、“古き良き少年時代”の清々しい汗を感じさせる。 2002/11/30 発売