ベートーヴェン:ヴァルトシュタイン・作品54 ロンド・アンダンテ
着々と全集完成に向けて歩みを進める園田高弘のベートーヴェン第8弾。細部にわたって目の届いた「ヴァルトシュタイン」はもとより、第22番のような日陰的な存在の曲に生命を吹き込んでいる点、園田の演奏は価値が高い。ただジャケットが地味すぎて残念。
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新録音11枚目。園田高弘のこの一連のシリーズは今、もっとも注目してよい音楽家の仕事のひとつだと思う。(まったく言うは易し、だが)余分なことは何もせず、足りないところはない。音楽の運びの確かさ、音そのものの魅力で飽きさせることがない。★ 1997/04/23 発売