音楽むすび | 1996年9月25日発売

イギリスのアンダー・グラウンドなロック詩人の96年のアルバム。ルー・リードや、本人が敬愛するシド・バレットとイメージがダブる部分もあるが、音楽の個性は強く、存在感は十分。オーソドックスなギターの弾き語りとサイケなアレンジの相性が不思議なほどいい。

ブームに乗ってこんなバンドまでが日本発売。しかもサブ・ポップ。世の中はすっかりラウンジなのです。映画音楽やボッサ、オルガン・ジャズなどに軽妙にアプローチしたどことなくノスタルジックなスキャット・ポップス集。ピチカート・ファン向け。