音楽むすび | 制作・出演 : テヴィン・キャンベル

ブラック・ミュージック専門誌『bmr』が企画に参加したミックスCD。90年代R＆Bの人気楽曲ばかりを収めたもので、2010年の注目株、DJ ルーシャが高いミックス・スキルを発揮している。

ズバリ自らの名前を冠した3年ぶり、通算4枚目となるニュー・アルバムからのファースト・シングル。(1)と(2)はヴァージョン違いだがそれにしては特筆するほどの差異がなく、となれば3曲のみの収録というのは熱心なファンでないとちょっとツライかも。

天才少年シンガーのセカンド。ナラダなどがプロデュースして、テヴィンの持ち前の上品なムードのまま無難なポップスを歌わせるが、個人的にはプリンスが手掛けたアグレッシヴな(9)などの方が好き。せっかく天才なんだから無難にまとめない方がいいと思う。

セカンドからの4曲の未発表ヴァージョンとファーストからの3曲を収録。未発表ものは、(7)はカラオケだし特にこれといったものはないが、お手軽ベスト盤としての価値はある。ファースト曲は当然、声が幼いが、(2)はハッキリ声変わり前でとても可愛い。

(1)(2)(3)がペイズリー・パーク(＝プリンス?)作・プロデュース曲の3ヴァージョン。ぶりっこプリンスらし〜い内容の歌詞で、曲調もまたしかり、リミックスすらキュート。これにシングル・カットされたベイビーフェイス作の2曲計4ヴァージョンを追加。