音楽むすび | リスト

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待ち望まれていた、本格派若手男性ピアニスト、反田恭平のデビューCD。
高校在学中、第81回日本音コンにて第1位を獲得し、現在、モスクワ音楽院に学ぶ反田。
2015年3月2日、小林研一郎指揮のチャイコフスキーの協奏曲(サントリーH)では、圧巻の演奏で満員の聴衆の度肝を抜いた。
東京フィル定期への異例の大抜擢をはじめ、既に複数のオーケストラから出演オファーを受けている。
恐れを知らない大胆さと自在さを併せ持つ意欲に溢れた瑞々しい音楽性は、特筆に価する。前へ前へと果敢に攻めるかと思えば、
意のままに時間を操る柔軟な歌の表現は、20歳の演奏とはとても信じられない。例えるならば、19世紀後半から20世紀前半の
「巨匠の時代」 -- 芸術とエンタテインメントが高い次元で幸せに手を繋いでいた時代 -- を髣髴とさせ、21世紀に入って遂に登場した、
新時代のスターの資質を持つピアニストといえる。 彼の才能に惚れ込んだタカギクラヴィア(株)のサポートにより、
「ホロヴィッツが恋した楽器」として知られた銘器ニューヨーク・スタインウェイ(CD75)を使用する。千変万化の音色を表現できる一方で、
ピアニストに精巧なタッチ・コントロールを極限まで要求する、この「難しい」楽器を、反田は嬉々として弾きこなして自身の個性を
更に際立たせ、テクニックを超えた圧巻の領域の演奏へと達している。

<収録内容>
1. ラ・カンパネラ(パガニーニ大練習曲集 第3曲) S.254 R.90
2. 愛の夢(3つのノクターン第3曲 S.541/R211
3. スペイン狂詩曲 -スペインのフォリアとホタ・アラゴネーサ S.254/R.90
4. コンソレーション(慰め) 第3番 S.172/R.12
5. タランテラ 巡礼の年 第2年補遺 ヴェネツィアとナポリ から S.162/R.10 A197
6. 超絶技巧練習曲 S.139/R.2b から 第10番 Allegro Agitato Molto
7. 超絶技巧練習曲 S.139/R.2b から 第4番 マゼッパ
8. 水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ (伝説 第2曲)S.175/R.17
9. カルメン幻想曲

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