頽廃芸術展
98年発表のアルバムのリイシュー盤。再発に伴い、レコーディングの様子を語る各メンバーのコメントが付いた。鈴木と和嶋の地元・青森県弘前市のつぶれた映画館での録音というのも、キテレツで何気に俗っぽい詞の彼らの闇のメタル・ワールドにふさわしい。
関連音楽
人間椅子って「ガロ」だと思う。「ガロ」なハード・ロック。ライナーにもあるように色モノバンドとして認知されてしまった彼らだが実はマジメなハード・ロック・バンドで、本作はそんな彼らのベスト・アルバム。70年代魂が爆発しているギターがいいぞ。 1994/09/21 発売
ベースの“ねずみ男”のコスチュームが話題を呼んだイカ天出身の3人組ハード・ロック・バンドのデビュー盤。太宰治のファンというメンバーが東北的な暗さとヘヴィメタとを結びつけるアイデアが光る。(5)などのおどろおどろとした歌詞で気味悪さを演出。 1998/07/23 発売
丸尾末広か花輪和一かといった、おどろおどろしたパブリックイメージとは裏腹に実は音もノリも軽めだ(録音のせい?)。拍子抜けだぜ。もっと情念とか猟奇とか毒虫小僧とかが蠢くヘヴィロックだと思ってたのに。こんなものかな。セカンドアルバムです。 1998/07/23 発売
必要以上におどろおどろしいギター・サウンドと文語体の歌詞と、独特のコブシによる念仏ブツブツといった調子のヴォーカルがトレードマークの人間椅子の新作。やはり(5)(11)などなどの長尺の曲が聴き物だが、(4)など速い展開の小品もなかなか決まっている。 1998/07/23 発売
ドラムが脱退して、2人になってしまった人間椅子の新作。土着派70年代ギタートリオという芸風は全然変わってないんだけど、今ひとつパッとしなかった前作に比べると迷いが晴れた感じ。筋少風にポップな(1)は新展開。(5)や(8)など、歌詞の視点も面白い。 1998/07/23 発売
おどろおどろしい歌詞にキャッチーなヘビメタがミックスされた人間椅子だが、今ひとつカルトになれないあたりが妙におかしくて笑える。本作も江戸川乱歩しているようで、実はブラックサバスのパロディなんでしょう。ズバリの(9)に本質が表われているのでは。 1999/03/25 発売
怪人二十面相の持つさまざまな顔と、“音楽による犯罪”のことが描かれていたアルバム。もちろん明智探偵らも登場! アルバムを聴きながら彼らの大活劇を見守ろう。 2000/06/21 発売
これまで文芸ロックという模倣的な手段で表現をしてきた彼らが、まったく新しいメソッドに挑戦。人間椅子の言葉で文学的な世界観を表現することを試みた意欲作だ。 2001/09/21 発売
94年リリースの『ペテン師と空気男』に続くベスト・アルバム。とにかく半端じゃなく濃密な出来。歌詞、サウンドともに力強く、聴き手を引きつけたら最後、決して離さない。加えて、この豪華なジャケット・デザイン。ファンならずとも丁重に扱いたくなる。 2002/08/21 発売
発売早々チャートにランク・インするなど、快進撃を繰り広げる本作。テーマ性は一貫しておどろおどろしいが、古典的な美しさをたたえた詞と、シャープな演奏力とで、幅広い支持を獲得し得る作品になっている。今後の活躍に期待は増すばかり。 2003/01/22 発売
ブリティッシュ・ハード・ロック・サウンドと文学的な日本語詞で独特の世界観を聴かせる人間椅子のデビュー15周年記念アルバム。ドラマー、ナカジマノブが加入により熟練の日本語ロックを聴かせる。 2004/09/29 発売
文学的&カルト的な歌詞と、初期のブラッス・サバスを思わせるヘヴィ・ロックで独自の世界を構築している人間椅子の通算13作目。古典的な言い回し、演劇的&おどろおどろしいヴォーカル、卓抜した演奏力は健在。時代に媚びず変わらない良さがここにある。★ 2006/02/22 発売
原点の「陰獣」に始まり、ヘヴィにうねりかつ構築的に加速していく新曲「狂ひ咲き」で閉じる20周年ベスト・アルバム。歌詞に描かれる純文学の闇雲さと、テキストを確実に積み上げる音の構築美は、バンドがつねにオリジナルな場所を保ってきたかを物語っている。 2009/01/21 発売
結成は87年に遡るベテラン三人組、人間椅子による16枚目のアルバム。古のブリティッシュ・ハード・ロックを独自の解釈で昇華させた日本文学的世界観は、恐怖にも享楽にも自在に変化する。一度ハマると抜け出せない魅力は本作でも精悍に貫かれている。★ 2009/11/04 発売
ロック・バンド、人間椅子の通算21枚目となるオリジナル・アルバム。 幻想的、詩的、怪奇なもの、ナンセンス・ソング、宇宙を歌ったもの等、非日常であるがゆえに、無限の世界をほのめかすような芸術的な作品。 2013/08/07 発売
バンド生活25周年・・・通算22枚目のオリジナルアルバム <収録内容> ※全13曲 曲順未定 ・表徴の帝国 ・なまはげ ・地獄の料理人 ・迷信 ・生まれ出づる魂 ・悉有仏性(しつうぶっしょう) ・宇宙船弥勒号(うちゅうせんみろくごう) ・リジイア ・ミス・アンドロイド ・グスコーブドリ ・がらんどうの地球 ・結婚狂想曲 ・隷従の叫び 2014/06/25 発売
もはや国宝級!!バンド生活30周年! 問答無用の21枚目オリジナルアルバム! バンド生活三十周年! デビューの頃より、戦慄、非日常、彼岸的なるもの、を信条とし、 それらを喚起しやすくすべく、バンド名はもとより数多の楽曲名を探偵小説等から拝借してきました。 メモリアル・アルバムを制作するにあたって、やはりタイトルは探偵小説的、それも一作品ではなく、 何か小説集を想起させるものにするのが至当に思われました。 アルバムタイトル「新青年」は、大正から昭和の戦後混乱期にモダニズムを旨とする誌面で “江戸川乱歩"、“横溝正史"、“夢野久作" などが寄稿していたことで有名な雑誌から取り入れました。(G.&Vo 和嶋慎治 談) 『新青年』とは… 1920年に創刊され、1950年まで続いた日本の雑誌。 1920年代から1930年代に流行したモダニズムの代表的な雑誌の一つであり、 「都会的雑誌」として都市部のインテリ青年層の間で人気を博した。 国内外の探偵小説を紹介し、また江戸川乱歩、横溝正史を初めとする多くの探偵小説作家の活躍の場となって、 日本の推理小説の歴史上、大きな役割を果たした。 2019/06/05 発売
もはや国宝級!! バンド生活30周年! 長年、ご愛顧頂いているお客さまはもちろん、人間椅子ビギナーズな貴方にも…ぜひ! 《人間椅子》30周年記念 ベストアルバム デジタルリマスタリング盤 人間椅子を初めて聞く方々にとっても分かりやすいビギナーズ必聴の超スーパーベスト2枚組CD!! ◆海外ユーザーのために今作は全曲歌詞の英訳付き。 ◆30周年オリジナルアルバム「新青年」を6月に発売し過去最高の売上、オリコン最高順位を記録。 全国ツアー(全 12公演)では、7/26(金)豊洲PITまで各会場大盛況SOLD OUT!!にて終了。 ◆アルバム内の「無情のスキャット」MVのYoutubeの再生回数も海外を中心に広がっており250万回突破と破竹の勢い! ◆8/10(土)ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019にも大抜擢出演!! 大勢のオーディエンスをはじめ各アーティスト&各業界関係者が唸りを上げる大絶賛! 2019/12/11 発売
☆TVアニメ『無限の住人ーIMMORTAL-』第2クールOP主題歌を人間椅子が担当することを記念して、 原作イメージアルバム『無限の住人』を再発売! ☆ボーナストラックとして、第2クール主題歌『無限の住人 武闘編』、 無限の住人の原作者、沙村広明が作詞、作曲を手がけた『桜下音頭』の2曲を収録! ☆アルバム全編リマスタリング 「無限の住人ーIMMORTAL-」Amazon Prime Videoにて全話独占配信中 ☆TVアニメ『無限の住人ーIMMORTA L-』第2クールOP主題歌を人間椅子が担当することを記念して、原作イメージアルバム『無限の住人』を再発売! ☆1996年に、原作者の沙村広明の企画・依頼によって、漫画のイメージアルバムとして制作・演奏し、ファンの間では長く楽しまれる作品になっている。 ☆本アルバムは、2008年にも再発売されたが、現在は入手困難なアイテムとなっており、再発売を望む声が多かったCDだ。 ☆ボーナストラックとして、TVアニメ主題歌『無限の住人 武闘編』、無限の住人の原作者、沙村広明が作詞、作曲を手がけた『桜下音頭』の2曲を収録。 『桜下音頭』は、1996年にシングルカットされた『刀と鞘』のカップリング曲として発売されて以来、アルバムには未収録の楽曲であり、 いまだ配信もされていない、ファンが長く待ち望んだ幻の音源の復活となる。 ☆全編アナログテープからリマスタリング。 ☆「無限の住人ーIMMORTAL-」Amazon Prime Videoにて全話独占配信中。 2020/08/19 発売
バンド生活34年目!人間椅子、2年振りにして23枚目待望のオリジナルアルバム!! 『色即是空』それは仏教用語で “この世のすべてのものには実体がない” の意。 愛をもって、希望をもって、今日を生き抜いていけるこの一枚! 色即是空、という仏教用語があります。この世のすべてのものには実体がない、という意味です。 字面だけを見れば、虚無主義、諦観、とも受け取れる言葉ですが、そもそも仏教とは苦しみからの解脱を目指して発祥したものです。 色即是空には、ただの諦めではない、衆生を救う何か一つの鍵、大きな愛のようなものが根底に流れていると感じます。 変わりゆく世界を前にして、色即是空の境地に立てれば、我々はこの困難な時代を乗り越えていけるのではないでしょうか。 本アルバムでは、力及ばずとも、皆さまとともにそのことを考え、また提示していければと思っています。 試練はまだ始まったばかりです。愛をもって、希望をもって、今日を生き抜いていきたいものです。我々は今、自分自身を試されているのです。 2023/09/06 発売