失われた愛の世界
『メイン・コース』は、'75年発表の芸能生活20周年記念作であり、彼らが初めてディスト・サウンドを大幅に導入した記念すべきアルバム。『チルドレン・オブ・ザ・ワールド』は、前作のサウンドをより洗練させて、ディスコ・ブームに火をつけた'76年のアルバム。『グレイテスト・ライヴ』は、彼らにとって初めてのライヴ盤('76年12月に収録)で、ベスト・コレクション的な選曲が嬉しい2枚組。『失われた愛の世界』は、国際児童年の協賛歌であるタイトル・ナンバーをフィーチュアした'79年のアルバム。'60年代からのビージーズ・ファンにはこの当時の彼らの音楽性に拒否反応を示す人が多かったけれど、これもまたビー・ジーズなのであります。
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ビー・ジーズ・ヒストリービー・ジーズ・ヒストリー
ビージーズの結成20年記念の注目すべきアルバムで、日本でしかリリースされていない貴重盤だ。夏になると必ずビージーズが話題にのぼるのが通例だが、どうやら今年は今まで以上に大きな話題を提供してくれそうだ。きっと来月あたりのお楽しみ。 1989/11/25 発売
ザ・ベストザ・ベスト
67年の(9)から76年の(20)までのヒット曲や代表曲を収録したベスト盤。あの「メロディ・フェア」が入っていないのはおかしいし、映画『サタデー・ナイト・フィーヴァー』(78)挿入曲の未収録を嘆く人もいるだろうが、60年代のヒット曲を中心にした選曲には賛成。 1990/11/25 発売