モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」、第25番
隅々までミクロに響きを見通したり、ここはこんな顔、とクッキリ音楽の表情を演出したりする演奏ではない。響きと情感を五味頃合いよくブレンドさせ、そのしかとは節目定かならぬ語り口の中から、じわり味わいがにじんで沁みる練達のワザ。両2楽章に感服。
隅々までミクロに響きを見通したり、ここはこんな顔、とクッキリ音楽の表情を演出したりする演奏ではない。響きと情感を五味頃合いよくブレンドさせ、そのしかとは節目定かならぬ語り口の中から、じわり味わいがにじんで沁みる練達のワザ。両2楽章に感服。