古今の作曲家が、夜への想いをピアノ音楽に託したのが夜想曲だが、このアルバムでは、夜想曲などの、“夜”をテーマにした作品を集めて、深々と、ロマンティシズムの響きをつむぎだしている。秋の夜長、聴きての耳に小山実稚恵の演奏は美しく優しく響く。