ライヴによる協奏曲は、横山の優れたバランス感覚を印象づける。彼は、本場北欧の指揮者/オケと協調を保ちながら、安定した技巧とクリアな音色で、のびのびと自分の世界を築いてゆく。一方、ソロの小品集では、さりげない表情の中に抒情美が光る。★