ロッシーニは37歳でオペラの筆を置き、晩年はサロンのために歌曲を書いていた。このディスクに収められている歌曲もその頃のものがほとんどで、しみじみとした情感の伝わるものが多い。丁寧な出来だが、もう少し声にロッシーニに合った明澄さがほしい。