ポートレイト・オブ・セロニアス+1
師弟関係にあったモンクの自作曲を中心に取り上げた、晩年のスタジオ・ライブ盤。61年のパリ録音ということもあって、ミシュロ、クラークという手堅いリズム陣が牽引している印象すら伺えるが、ここでのバドはあくまでも淡々と演奏しているのが特徴だ。
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ニューヨーク・オール・スター・セッションニューヨーク・オール・スター・セッション
40年代末〜50年代中期の、海賊盤や私家盤で世に出ていたセッションが、1枚にまとめられた。パウエル絶頂期の演奏が聴ける。(4)はパーカーが吹いている珍しいもの。(7)(8)はマイルスが参加した49年末のセッション。(9)(10)はバップ勢にリー・コニッツが参加。 1989/01/25 発売
ブルース・フォー・バッフェモントブルース・フォー・バッフェモント
パウエルというピアニストは時として閃光のような冴えを見せる気まぐれな演奏家だったが、パリ録音の本作は残念ながら特定の情動が感じられない平均的内容。4曲の追加曲がさらにその事実を明確化させてしまったが、それでもパウエル。水準を下らない。 1993/12/21 発売
At Home in ParisAt Home in Paris
映画『ラウンド・ミッドナイト』はパウエルと写真家フランシス・ポードラをモデルにした作品だが、この演奏はポードラ宅でプライヴェート録音されたもの。アル中でよれよれだったことがわかって胸が痛い。ポードラ録音はほかにも多くあるがマニア向きだ。 1994/10/25 発売