ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 2
今や伝説となったデビュー「ゴールドベルク変奏曲」に続く録音がここに聴くベートーヴェンの最後の3つのソナタということもあり、「反逆精神」に溢れたフレッシュな力に溢れている。今はそれも「個性」として評価できる時代になったことを喜びたい。
関連音楽
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタNO.30ベートーヴェン:ピアノ・ソナタNO.30
23歳のグールドがはじめて録音したベートーヴェンが、ここに収められた最後の3曲だった。颯爽と自在な演奏が聴き手をぐいぐいと引き込む。荘厳さは薄いものの、時折りのぞく抒情性はグールドならでは。後年17曲録音したが、この3曲の再録はなかった。 1989/06/21 発売
ベートーヴェン:リスト編:ピアノによるベートーヴェン:リスト編:ピアノによる
放送テープからのステレオでグールドの面白躍如だ。まず始めのAllegroはAndanteぐらいで田園のゆったりとした気分として結構いいではないか。だが次のAndanteの遅さにはついて行けない人もあろう。なんと20分、通常の倍の遅さだ。嵐は逆に全く速い。 1993/05/21 発売