現在ケルン放送交響楽団の首席奏者を務める河原の初のソロ・アルバム。(6)などの技巧にも圧倒されるのだが、それ以上にゆるやかな曲での美しい歌が印象的である。改めてこの楽器が木でできていることを認識させてくれる、しとやかな魅力に溢れた好演盤。