スウィンギン・キャラバン
ますます独自な音世界を展開する小島麻由美の7枚目のアルバム。ジャズと歌謡曲の融合なんて、そんな単純なものではなく、観光向きではないところばかりに行く音による世界旅行といった趣。いろんなところで聴かれるKYONのピアノも素晴らしい。
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ライヴ録音を含むニュー・マキシ。それにしてもこの人の、70年代歌謡ブルース的濃厚な空気感は特にライヴで圧倒的。そのもだえるようなヴォーカルからは、体温で温められた女の体臭が立ち上ってくるかのよう。いっそ全編ライヴ録音で聴きたいッス。 1998/12/02 発売
NHK『みんなのうた』でオンエアされたタイトル曲の、一見キュートなのに毒いっぱい、なとこがいかにも小島節で痛快。カップリング曲「ドロップ」の舌足らずな歌とデカダンなメロディは、かつてのロリータ半玉=花代のシャンソン的パンク・ポップスを彷佛とさせる。 1999/03/03 発売
映画『SWEET SWEET GHOST』の主題歌「ding ding(doo ron ron)」のほか、アルバム未収録だった人気曲&代表曲を中心にセレクトした初のベスト・アルバム。 2000/12/06 発売
その比類なき独特のセンスで、多くのファンの支持を集める小島麻由美の4曲入りマキシ・シングル。リード・トラックはタイトルからも察することができるようにアップ・テンポの心浮き立つナンバー。 2001/04/18 発売
ASA-CHANGがプロデュースし、スカパラのメンバーも参加して、モロにオーセンティックなスカの曲。プレイもメロディもミックスもレトロに徹底して昭和歌謡的な匂いを出し、小島麻由美のエロいヴォーカルとぴったりフィット。4曲とも小島ワールド炸裂の傑作シングル。★ 2002/04/17 発売
夏の終わりにしっとり響く、ノスタルジックな一枚。とりわけオススメの(2)は、彼女ならではの小悪魔節が効いてメロメロになること請け合い。また、ハワイアン・テイストを取り入れたロッカ・ブルースの(1)や、ライヴならではの濃密感が味わえる(4)もステキ。 2002/09/19 発売
ああ、なんてせつないのだ。本作では彼女特有の“かげり”が、明るくふるまおうとしている。ASA-CHANGのドラムを中心としたシンプルきわまりない音色と、叶わない渇望を投げかける歌声が、心地よいのに痛い。強烈な題名のインスト(2)での沈鬱な音風景も、特筆に価する。 2003/11/19 発売
まるでオールディーズのようなレトロでポップなイントロから、小島節炸裂の艶めかしくみずみずしいメロディがこぼれていく。印象的なサビがあるわけではないが、心地よく聴ける名曲だ。色調もこの人にしては明るく、これはこれで小島の味だ。 2004/09/01 発売
40〜50年代のジャズをベースにしたサウンド・メイク、猥雑と洗練の境界線を行き来する歌世界によって独自の音楽性を確立している小島麻由美の2枚目のベスト・アルバム。2000年代ジャズを牽引する菊地成孔がホーン・アレンジを手がけた「甘い恋」など19曲を収録。 2007/09/05 発売