ガット弦にエンドピン付きのチェロとエラール・ピアノ、鈴木と小島の熟成のデュオは“歴史的”の接頭語を寄せ付けないほどに生き生きと演じている。19世紀末に書かれた小品を中心に集められた選曲は誰の耳にもごまかしの聴かないチョイスゆえ、何とも意欲的。