「ああ、いい音楽をやるなあ」というのが、いささか素朴だけれど偽らざる聴後感。まだドイツの音大の学生だが、これがデビュー盤。キリっとした音の佇まいやリズムのキレの良さの中にも、新鮮で詩的な抒情と初々しさが満ちあふれる。選曲もユニーク。★