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プロデューサーに吉田拓郎を迎えて作られたフォーク界の長老・小室等のアルバム。“語り部”であり続ける小室等がここにいる。音と意味とを天秤にかけてみると意味性がかなり重い歌がある。言葉を重視する日本フォークの伝統がここにある。 1986/12/21 発売
旧譜CD化シリーズ。当時センセーショナルだった、フォーライフレコード設立後の第1弾アルバムだ。終わりそうで終わらないバンドブームに食傷気味の昨今。こんな日本語と情景を大切にしている作品が、かえって新鮮。自作の他に、泉谷しげるらの作品を収録。 1990/11/21 発売
人によっては、古い言葉使うなよ、と言うかもしれないが、これはやっぱり“風景”の世界だ。ストレートな詞なんてのは、ボキャブラリーの貧困さを隠すための逃げ口上。無駄な言葉があふれているところに、選び抜いた“日本語”を聴かされ耳も心も洗われた。 1990/11/21 発売
私みたいなフォーク世代には懐かしい小室等だが、53歳になろうとする今(1996年)なお現役で「フォーク」にこだわりつづけているのだ。これは自らのキャリアの総決算と言えそうな一枚。武満徹と谷川俊太郎と井上陽水とチェルノブイリが交錯する生真面目な力作だ。 1996/10/23 発売
これまでに歌われた曲と新録音で構成した武満徹アンソロジー。日本の歌の変革期であったフォーク・ムーヴメントにきちんとコミットした武満作品を、資料的な部分を含めて記録しようとする小室氏の姿勢に、フォーク第一世代ならではの責任感が感じられる。 1997/05/21 発売
小室等の71〜92年の全オリジナル・アルバムからセレクトしたベスト盤。彼の代表曲(1)、吉田拓郎との火花散る(?)掛け合い(9)をはじめ、淡々とそれでいて心の底で燃えながらうたい続けてきた彼の“人生”を聴くことができる。この人の問題意識は相当過激だよ。 1997/05/21 発売
フォークの長老・小室等がかつて行なった「東京23区コンサート」における各所の音源を抜き出して編集したライヴ・アルバムが初CD化された。吉田拓郎、井上陽水らとジョイントしているほか、コメント・ゲストとして矢野顕子らの声も収録されている。 1997/05/21 発売
71年のファースト・ソロ・アルバムと73年のセカンド『東京』、『70年9月16日小室等コンサート』、そして初CD化の『デッドヒート74年ライブ』という構成のBOX。想像以上にハイテンションの『デッドヒート74年ライブ』は圧巻で、これを聴けば小室等を再評価したくなる。 2004/03/24 発売