ダニー・ワイルドとフィル・ソレムといった男性デュオの2作目で、本人たちも認めるように、ビートルズを筆頭に1960年代の音楽の影響のもとで育んできたポップなメロディとコーラスが、ほのぼのとした温かみを聴き手に運んでくれる。何故か新鮮。
郷愁を誘うシンプルな音。それと絞り出す声が妙にいじらしく純朴。無理な期待をしなければスリーヴそのまんまって感じ。でもコーラスがメジャー路線。それ以外は昔いっぱい転がっていたアメリカン・インディーズの香り。LA出身ってのは意外だけど。 1996/01/25 発売