暴力、ドラッグなど、深い病に落ち込んでいくアメリカを憂い作られた、ブルーベックの異色作。60年代末からの傾向からすると自然な流れだが、聖書をテキストに、カンタータ形式を用いた手法は壮大で、ブルーベックの音楽家、人間としての変化が窺える大作。