Believe
例によって、ロサンゼルスで現地のミュージシャンを使ってのレコーディングだが、それが強調されて、この人の歌が身につけてきた女性としての視線やシンガーとしての技量が見逃される傾向にあるのが惜しい。女性ヴォーカルものとしては秀作の1枚なのに。
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飯島真理を広く世に知らしめた「愛・おぼえていますか」をはじめ、アニメ作品『超時空要塞マクロス』の“ミンメイの歌”を集大成したメモリー版CDアルバム。過去のLP未収録の分も新たに加え全14曲。美樹本晴彦が描くイラスト集もついた特別編。 1986/10/21 発売
坂本龍一のアレンジも素敵だが、真理ちゃんの歌詞とメロディーのコンビネーションがとてもいい。子供のころから海外のヒット曲を聴き込んでいない限り、こういう感覚は身につかない。歌唱力がこの段階での課題だ。 1994/06/25 発売
国立音大のピアノ科の生徒になったとたんアニメの声優として有名になった彼女、実は初めからシンガー・ソング・ライターとして評価されたいと思っていた。本作ではプロデュースに迎えた吉田美奈子に挑戦、いい勝負をしている。 1994/06/25 発売
現地の本拠地、LA録音の通算11枚目のアルバムになるわけで、もうすっかりベテラン・アーティストですな。AORサウンドをベースに、安定した作品とヴォーカルをきかせてくれますが、その安定感がもの足りないというのは、ないものねだりでしょうか。 1994/07/25 発売
バート・バカラックとのコラボレーション作品を含む、2曲4トラック入りのマキシ・シングル。バカラックの特徴である強引な転調や無理な符割り、アメリアッチ・テイストなどが出てない曲なのが残念だが、リアルLAサウンドの飯島真理との相性は悪くない。 1995/08/25 発売
バート・バカラックとのコラボレイト曲を含む本作は、バンド・サウンドとモータウン・サウンドをテーマに作られたというものの、彼女らしさに満ちたポップ・サウンドになっている。地元レイカーズのファンぶりも強力に、マイペースを貫いた作品だ。 1995/09/25 発売
アメリカの空気がすっかり身についたようで、自然な雰囲気で曲をつくり、歌っている。セカセカしたところのない、良い意味のルーズさがとても心地いい。詞がアメリカしてて、これもまた良し。(8)(9)のカヴァーもなかなかで、特に(8)は目から鱗の面白さ。 1996/07/25 発売
おきゃんだったお嬢さんが、ふと気がつけば“ウーマン・イン・レッド”に。その心意気やよし、だよね。声質でどうしてもかわいらしくなっちゃう、そのへんを心底好きらしいポップ・ファンク路線とどう折り合いつけるか。がんばったね。 1996/08/20 発売
ここ数年続いて、ロサンゼルスで、公私ともにパートナーとなったジェイムス・ステューダーなど現地のミュージシャンに囲まれて完成してある。ロサンゼルス産ポップスの影響を彼女なりに消化、肉付けして、独自のポップスを完成した観ありの力作。 1996/08/20 発売
ライヴ・アルバム。バックは、公私ともに彼女のパートナーのジェイムス・ステューダーを中心に、ロサンゼルスからのミュージシャンたちで固めている。手堅い演奏に支えられ、独自のポップスを築く過程のドキュメントとしての側面も楽しめる。 1996/08/20 発売
2年ぶりのアルバムは、やはりミュージシャンであるダンナ様との共同プロデュースで、ロス在住のため、曲作りも含めてすべてロスで行なわれた。女として、妻として、母として、そして人間として彼女の日々から生まれた作品が、ごく素直に歌われている。 1996/08/20 発売
長年アメリカをベースに活動を続ける彼女。本作は先行して発売された2枚のベスト盤(83〜99年の作品集)の続編的性格で、99年〜2001年リリースのインディ作品からのセレクション。スティーヴ・ルカサーらを迎えた自然体のフィメール・ポップスが満載だ。 2005/07/27 発売
音楽活動ももう20年以上となり、2005年4月に出た2枚のベスト・アルバムも好セールスとか。19枚目となる本作でもその当時とまったく同じヴォーカルを聴かせてくれる。曲数は7曲と少ないが、曲はどれもクオリティが高く、新旧のファンの期待を裏切らない出来。 2005/07/27 発売
20枚目のアルバムは、2006年のアメリカ録音で全10曲、飯島の作詩・曲、アレンジ、プロデュース。彼女自身のキーボードとシンセ・プログラミングを基調に、バックのサウンドは人工的だが、メロディの美しさが柔らかな情感を醸し出している。スケールの大きさと奥行きを感じさせる佳作。 2007/01/24 発売