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手がたいメロディ・メーカーぶりが充実している日英またにかけた力作。1作ごとの成長のたまもの。タイトで力のこもった英録音もいいけど、日本の仲よしでやった(8)がなかなか味わい深い。元気が売りのひとつだったころの皮がこのころではすっかりむけた。
関連音楽
妙に大人しくなっていたがこの当時のエポだったが、本作ではその半分が大人気無いというか、エポらしさをとり戻している。エポらしさ、といわれるものに彼女自身は嫌気がしているかもしれないが、それが彼女の魅力だった。それが出てきている。 1990/09/21 発売
全10曲中6曲がカヴァー。達郎の(2)、大貫妙子の(5)、ユーミンの(8)は当然の選曲だが、浅野ゆう子の(3)とサザンの(9)は意外な選曲かな。でも、見事にハマってる。ミニー・リパートンの(10)も、いいぞ。自然体の勝利、という感じだな。企画賞。 1990/09/21 発売
EPOのMIDI時代のシングル年代順ベスト。近作になるほど曲のフックが弱くなって行く気がする。産みの苦しみが見え隠れするような。個人的には明るく楽しい清水信之のアレンジの(1)〜(6)が好ましい。ジャパンをカヴァーした(17)は邦盤未収録の珍曲。 1991/11/01 発売
春真っ盛りの今日この頃、エポ・サウンドが心地よい季節になりました…って、まるで時候の挨拶!? でも、なにをどこで聴いてもすぐわかる世界から生まれる“元気”は、強烈な夏の日差しじゃなくて、ポカポカ陽気に似合います。常に“らしく”あった10年ですね。 1992/12/21 発売
1988年のフリースタイル・ツアーからのライヴ。健康美ばっかりのイメージから、恋もすれば泣きもするアダルトな歌のおねえさんに。余裕の部分と必死の部分の歌に差があるのがちょっと気になるが、内容はとても濃い清潔な作品だと思います。 1993/03/01 発売
ロンドンでのレコーディングを続けていた時期の作品で、本作もロンドンで完成されている。ソウルっぽいリズム処理が、肉体の躍動感と精神の高揚感とを、バランスよく一体化させている。新しいキャリアに足を踏み出した実感を伝えるアルバム。 1993/03/01 発売
ラジオの番組で御馴染みのジングルを盛り込みながら作られた81年の作品で、ラジオ番組でも聴いているような気分が味わえるということで、当時は、楽しい企画ものとして歓迎された。だけど、こうやって、改めて聴くと、初々しい歌声が一番の魅力だ。 1999/06/23 発売
ディア・ハート・レーベル時代のEPOの『VITAMIN E.P.O』とベスト・アルバム『JOEPO』には元気はつらつ娘といった感じだったエポがいる。ポップスの持つ明るさを体で表現していたエポには「土曜の夜はパラダイス」や「う・ふ・ふ・ふ」などが、実にうまくはまっている。飛びはねる女のコからオンナを出そうとしたときの転換がうまくいってないように思うのだが。 1999/06/23 発売
彼女がこれまでに所属してきたレコード会社間の壁を乗り越えて、その20年の活動の中から、まんべんなく選ばれたベスト・アルバム。時期によって作風も変わってくる、彼女の変化の流れも少しはわかるかも。EPOの入門アルバムともいえるか。★ 1999/12/01 発売
8年の歳月をかけ完成させたEPOのアルバム。ライヴで話題だった「たったひとつの」を初収録している。バッキングは完全にアンプラグド編成で、アコースティック音が耳に優しく心地よい。気負うことなく自然体で音楽に向き合うEPOの歌が染み入る。★ 2009/07/08 発売