1998-2004
初のベスト・アルバムは、別テイクやカーペンターズのエレクトロニカなカヴァーなどで構成されたボーナス・ディスク付き。全シングルなどで構成された本編は、狂乱性とクールネスを拮抗させながら音世界の重力を完全支配するバンドの奥深さが堪能できる。
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3ピースR&Rバンドという編成ならではの単純明快に乗れる骨太さと、バンド名からも彷彿できるような揺らめく浮遊感、その両方を併せ持ったスタイルがいい。メーターの振り切り方も大胆。余計なもんを何ひとつ入れないとこも技と熟練を感じさせる。 1998/04/15 発売
前回のメジャー第1弾で絶賛を浴びたゆらゆら帝国の2作目。ヴェルヴェッツを彷彿とさせる枯れたロック・サウンドは、独特のドライヴ感を携えている。「ミーのカー」のなんと25分以上もあるロング・ヴァージョンなど、彼らの目いっぱいの演奏がいい。 1999/06/16 発売
先入観のあった方も、ここから入れば大丈夫でしょう。乾いた情緒をちりばめた、アコースティックな質感と美しいメロディが特徴の(1)をはじめ、彼らの個性がコンパクトにまとめられた5曲入りマキシ。気に入ったらアルバム『ミーのカー』もぜひ。★ 1999/11/17 発売
日本のロック界において唯一無二の存在感を示しつづけるゆらゆら帝国。1年8ヵ月ぶりの待望の新作は、よりポップに、よりメロディスに、より過激になったゆらゆらワールドが炸裂。 2001/02/21 発売
アルバム『ゆらゆら帝国III』で幅広い人気を獲得した彼らのニュー・マキシ。タイトル曲はすでにライヴで披露されているロック・チューン。カップリングは現メンバーによる初ライヴ音源が収録。 2001/05/03 発売
2作同時リリースの意図は“使い分け”。本作は従来の色調強く、されど抽象性とそこからの拡がりは過去に類を見ない。サイケ感高まった先行曲(7)が1曲1枚の変則シングルだったのも論理上では納得するも、感覚は即時的に無間地獄に陥る。濃密な時間の貫通に何を見る? ★ 2003/02/26 発売
2作同時発売の方われ。マイナーなメロディが印象的なスロー多めの静かなアルバム。ほかの人(たとえばママ・ギタァのジュンちゃん)の歌う坂本作品が聴けたり、シンプルな音で曲の芯をあらわにしたものが多く、ゆらゆらがいかにポップがあらためて感心。 2003/02/26 発売
ほとんどリミックス・アルバムの趣だった前作の収録曲を、ライヴで演奏したもの。だがここでも、音全体をコンプレッサーで押し潰したような過激な加工を施していて、きわめてダーティでノイジィな音に仕上げている。この時点での彼ららしいアヴァンギャルドな作品だ。★ 2003/11/26 発売
衝撃の問題作2作から早2年3ヵ月、待望のスタジオ・レコーディング・オリジナル・アルバム。世界に誇る最強ロック・トリオに相応しい、期待に十分こたえるさらに進化したサウンドが炸裂する。 2005/05/18 発売
ゆらゆら帝国の2006年最初のシングルは、シングルというよりも、2曲入りの2006年唯一のミニ・アルバム的内容で、楽曲的にも今まで以上に新しいファンに訴求する注目作。 2006/06/21 発売
約1年ぶりのシングルは、全4曲とも新曲というミニ・アルバム的なスペシャル盤。表題曲は、美しいクソをめぐる哲学的ナンバー。呪文的ヴォーカルとビート、ゆらゆら揺れながらまぶしくきらめくサウンドに身を委ねて、無限の精神世界を遊泳できそう。 2007/07/04 発売
ゆらゆら帝国、2010年3月31日をもって解散!! ゆらゆら帝国がオフィシャルサイトで、「ゆらゆら帝国は2010年3月31日をもって解散することになった」と発表した。 また、解散の理由は、 「アルバム「空洞です」とその後のライブツアーで、はっきりとバンドが過去最高に充実した状態、完成度にあると感じた。」 「「空洞です」の先にあるものを見つけられなかったということに尽きる」 と発表している。 シングル・ヒットした「美しい」のアルバム・ヴァージョンを含むゆらゆら帝国の、通算10作目のアルバム「空洞です」。 ゆらゆら帝国解散の理由となるほどの完成度の「空洞です」は、トレモロ感覚の電震するサイケから、ゆらゆら揺れるレズリー・サウンドまで、リズム感覚の新しさとレトロな音との絶妙なバランスがイカシているアルバムだ。 2007/10/10 発売
キャリア初のリミックス・アルバム。2005年にクラブ・ヒットを記録したディスク2の「空洞です」をはじめ、バンドの持つダンサブルな側面を自ら取り出してリミックスした楽曲が、ディスク2枚にわたって楽しめる。テクノやハウス、ダブ好きのリスナーにもアピールする濃密な一枚だ。 2008/07/02 発売