及川浩治の新録音はショパン・ベスト・アルバム。ショパンならまずこれ、という作品がビッシリと並んでいる。エチュードにおけるワザの冴えもさることながら、美しく研ぎ澄まされた音によるノクターンが聴きもの。リリカルなのにベタベタしないのもいい。
1995/09/21 発売
及川浩治も中堅世代に入ったが、ソロに室内楽に協奏曲にと相変わらず旺盛な活動を続けている。彼のエイベックス第5弾は、2006年のアルバムに続くショパン集。音色は淡彩系だがルバートの幅は大きく、ここぞというところでたっぷりと間をとったダイナミックな演奏。 2010/06/30 発売