坂本龍一の楽曲に大貫妙子が言葉を乗せ唄う、コンセプチュアルなアルバム。1970年代前半の出会いから数多くの共作・共演を経て、それぞれ独自の音楽世界を確立してきた朋友、坂本龍一と大貫妙子の才能に、これまでとは別の角度から焦点を当てた作品だ。
ディスク1は坂本龍一が鍵盤楽器を弾いて大貫妙子が歌い、ディスク2はインスト。シンプルな音での“スロー・ライフ”な仕上がりにテーマが表われているように思う。どちらかが作詞/作曲している曲がほとんどで、ディスク1の「3びきのくま」は唱歌、「Antinomy」の歌詞は書き下ろし、「a life」は新曲である。B6版の書籍に近い大きさのパッケージ。 2010/11/10 発売