やっぱり彼女はスゴかった/Mother Tree やっぱりレヴューはスゴかった
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最近のアルバムの中では、この人の等身大に最も近い作品で、すっきり入り込める。自らの混乱の季節をくぐり抜けたシンプルな力感があり、歌声にも凛としたすがすがしさがある。ブルースを基調に、経験と年齢で洗練された音楽の、最良の形を見る思いだ。 1991/02/25 発売
男の汗を感じさせる酒焼けした声でリズム&ブルースを歌っているジョーちゃんが、このアルバムではシャワーをあびリラックスした気分でライト・ビールを飲んでいるって雰囲気。36才の男の味をリキミなく出している。 1991/06/17 発売
柳ジョージが少年時代に太平洋のかなたにある巨大なスクリーンに映し出されるアメリカ文化に憧れ、そこで流れた名曲を大人になった今、その渋味のある声で歌っている。ストリングスをバックに歌う名曲の数々を、バーボンでも飲みながら聞きたくなる。 1991/06/17 発売
バーボンとタバコで鍛えたノドで柳ジョージは、男の厚く広い胸の奥にある孤独な心情を歌っている。都会と荒野とが同居する地平線へ向う男が、いつもジョーちゃんの歌にはいる。今回は、いつものジョーちゃんに比べアク抜きをしたって感じの曲が多い。 1991/07/17 発売
ビデオ化され、評判を呼んだ『タバコロード』に続いてのアルバムは、レコード大賞の企画賞をとった『グッド・タイムズ』の続編。いつものヘヴィなブルースではなく、かなりポップでフュージョンっぽいサウンド作りで、原曲のイメージとは違う世界が。 1991/07/17 発売
シリーズ化したアメリカン・ソングのカヴァー作品の3作目だ。ストリングスをバックにしゃれ声を酔どれ風に歌う(4)をはじめとして、歌好きぶりを発揮している。ヴァニラ・ファッジの代表曲となった(10)を含め、世代によっては懐かしさいっぱいの選曲だ。 1991/07/17 発売
在りながら、ここにいる、という文学的なキャッチ・コピーに、彼には似合わないなと、ちょっぴり苦笑い。ブルースの嵐というタイトルのこいつは、クラプトンがブルースを基調にポップになっていく過程と似てなくもない。それが悪いと言いたいのではないのだが。 1992/06/25 発売
いぶし銀の輝きに似た柳ジョージがこだわり続けるR&Bへの思いが伝わる。ロックを通してR&Bへと結びつくひとつの世代ならではの熱い思い入れが、彼のスタイルを作り上げていると実感させる。そこに情感いっぱいの歌謡性があるから魅力的なのだ。 1992/11/10 発売
ジョーちゃんも、友達の母が大ファンであるところから、今やファンの大半はオバさま達であろうとニラんだ。なんか横浜というよりカントリーというかレイドバックでもないヘンなサワヤカさで、毒気と生気の抜けた勝新太郎、といったオモムキである。 1993/04/10 発売
パワー・ハウス、ゴールデン・カップス時代の楽曲も収録されている柳ジョージのデビュー30周年記念アルバム。レーベルの枠を越えての編集は、長年のファンの人にはかなりグッとくるハズ。 1999/11/21 発売
まさに円熟という言葉がぴったりのジャパニーズ・ブルージィ・アーティスト、柳ジョージのベスト・アルバム。シングルやカップリング曲、CM使用曲、ライヴ、未発表曲などで構成。 2004/06/02 発売
いまや年間50回に近いライヴを繰り返す柳ジョージが、3年ぶりにリリースしたオリジナル。70年代後半のデビューから80年代、全盛期と言われた数々の佳曲に、5年ぶりとなる新曲を加え、ステージで磨き上げた男の艶っぽさにあふれるブルースを聴かせる。 2006/10/25 発売
ジャンルを問わず、一世を風靡したアーティストの名曲がデジタル・リマスタリング音源でよみがえる“プレミアム・ベスト”シリーズの柳ジョージ編。柳ジョージ&レイニーウッド時代からソロ歌手としてのヒット曲までを収録した豪華盤だ。 2009/07/22 発売