往年の関西ブルース・シーンの名物男二人の共演盤は、裕次郎や旭、渥美清など、昭和の名曲のカヴァー集。編曲によっては、小島麻由美は自前の作品で試みてきた世界に通じる。こぶしを回しまくる木村に対して、近藤が案外引き気味なのがまた、好対照。
憂歌団の木村充揮と近藤房之助のブルース・ユニットによる男唄シリーズの第3弾。コミック・バンドとして一世を風靡したハナ肇とクレイジーキャッツ・ナンバーのカヴァーだ。ブラス・サウンドを含むアレンジから微妙なくすぐりといい、楽しませる作りだ。 2008/08/13 発売